代表幹事あいさつ

北九州緩和ケアネットワークの代表幹事を務めさせていただきます國廣です。

 

私たち北九州緩和ケアネットワークは緩和ケアに関する医療・介護分野から色々な職種のメンバーが集まり、より良い緩和ケアの提供と地域の連携に少しでも貢献できるよう活動しています。会員向け研修会を年4回行っていて、毎年春には、一般の方も参加できる在宅ホスピスフェスタを開催しています。ぜひ、皆さんの参加をお待ちしています。

 

ここで北九州緩和ケアネットワークの歩みについてお知らせします。2017年に北九州市が主催した在宅ホスピスフェスタの開催を契機として、矢津 剛先生(矢津内科消化器科クリニック)を代表にその際に集まったメンバーを中心として発足しています。2020年には、井手誠一郎先生(井手消化器呼吸器外科医院)が代表幹事に就任され、活動を継続しています。残念ながら、井手先生は2021年11月に逝去されました。先生は、病気が見つかりました後も、毎日の診療、教育活動を継続されました。幹事一同、先生のご遺志を大切に活動しています。2022年からは、國廣充(くにひろ社ノ木クリニック)が、代表幹事を務めております。

 

コロナ禍では、北九州緩和ケアネットワークの活動もおおきく制限を受けましたが、オンラインでの研修会、在宅ホスピスフェスタを開催して、新たな可能性を探りながら、活動を継続してまいりました。人々にディスタンスを強いる新型コロナウイルスですが、そこに対抗する力を生み出すのは、やはり人々のつながりだと感じました。2024年3月には4年ぶりに対面での在宅ホスピスフェスタを開催することができました。11月に対面での研修会を再開し、そして、今年3月には、在宅ホスピスフェスタ2025として、映画「あなたのおみとり」を上映しています。本作の監督である村上浩康さん、訪問看護のパイオニアである秋山正子さん(マギーズ東京センター長)をお招きした上映後の対談は、鑑賞された会場の皆さんとともに、実り多い時間になりました。

 

北九州緩和ケアネットワークの活動は、会員の皆さまの会費によって支えられています。幹事一同、北九州地区のより良い緩和ケアに貢献できるように活動を行っています。ぜひ私共ネットワークの趣旨にご理解をいただき、ご入会、ご支援をお願いいたします。

 

在宅ホスピスフェスタ北九州2025を終えて

 

代表幹事 國廣 充 

北九州緩和ケアネットワーク 

(2017年12月1日設立)